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2006年9月29日 (金)

若年失業への関心の薄さについて

一度統計でちゃんと調べたら面白いと思うのだが、どう見ても韓国には空恐ろしいほどの数の若年失業者がいる。親元に住んで何もしていない人、つまりは日本風に言う「ニート」で「パラサイト」。

大学院なんて、彼らの代理収容所みたいなものになりつつある。学部卒後に即就職する人は本当に少ないので、大学院進学が増えて、文系でも修士卒はごく普通。
それ以外に、ホンデみたいな街に出てみても、何をしているのか分からない子たちが本当に多い。

ところが、それを「問題」とする発想が、そもそもこちらでは希薄である。30代初めくらいまで、親元に住むどころか、親が生活費を全負担するのは、ごくごく普通のこと。むしろそうしたがる親が多いように見える。
「日本では『ニート』というのが話題になってる」とか言っても、たいてい「働かないで実家にいて何が悪いの?そんな人、山ほどいるけど。 ポカン」みたいな反応です。
もちろん、「就職が大変だ」みたいな話は毎日毎日目にするし、個人レベルの当人たちはみんな焦っているし、いろいろな事情で、そうできない親子もいる。でも社会問題としての「若年雇用」という概念は、あんまりない。

確かに、日本での語られ方も、それはそれで歪んだ家族内コミュニケーションだの、会社主義だの、日本特有の文脈が大きく影を落としていて、気持ち悪い所がたくさんある。日本で一般的な認識が「正常」だとは髪の毛一本思わないが、でもやっぱ韓国の方もおかしいわな……。

韓国ではベビーブーム世代が日本より一回り年下だから、たいていの親はまだ現役で何かしら働いている。単純に考えれば、あと10年くらいしたら、日本みたいな形で問題が噴出するのかもしれない。
まああと、徴兵制のせいで日本より「独立」のイメージが自動的に3年くらい遅くなることとか、家族にまつわる文化差とか、弱い公的福祉よりも家族・友人ネットワークの信頼度が高いとか、いろいろあるんでしょうけど……。

徴兵制について言えば、なんか「若者の風紀是正」のために、徴兵制あるいはこれに類するような「強制収容」期間を設けよう、とか平気で言う人が日本でたまにいるけど……
そうすると、「独立」の時期はむしろ遅れるのが、理の当然だよなあ。
というか、徴兵制のおかげで、韓国社会の隅々にまで行き渡っている弊害の数々を、どう思ってるんだろう。……そんな話も、また機会があれば。

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2006年9月28日 (木)

「論座」10月号に書かせて頂いております

遅くなってしまいましたが、現在発売中の「論座」10月号に、「召喚されるされるふたつの『墓堀人』」という文章を書かせて頂いております。出発前にさんざん頭を悩ませていたのがこれだったのですが……ご高評頂ければ光栄です。

ところで……ようやく風邪が全快したんですが、こっちでの生活は、全体的に「分かっちゃいたけど、やっぱ少々がっかり」みたいなことが多いですね。
まあ韓国が好きで来てる訳じゃなくて、仕事上必要だから来てる訳なんで、別にいいんですけども。そんな話はまた追い追いに……。

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2006年9月25日 (月)

近況報告

ソウルに来てから一ヶ月ほど経ちました。その間、思ったよりすごく忙しくてですね……大部分は生活上の些細なことに時間を取られていたのですが……。ようやっと、外国人登録証や携帯電話などが一式そろって、定着期を迎えた所です。と思ったら、あと5ヶ月もないのが悲しい所です。

その間、ここは完全放ったらかしだったのですが、知らない間にものすごい数のスパムが来ていて、削除するのも一苦労でですね……これからもちょくちょく管理に来られるか分からないので、申し訳ありませんがトラックバック欄とコメント欄は一時閉鎖することとさせてください。

さてソウルに来てから、いろいろ思うことがありまして、今後しばらく、韓国滞在記みたいな話が多くなりそうな予感なのですが……
とりあえず先週末は風邪を引いてしまい、高熱とともに尋常じゃない腹の下し方をしてですね(笑)、金土日の丸三日寝て、今ようやくタン(スープ)系のものが食べられるようになった所です。季節の変わり目、みなさまどうぞご自愛を。

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